By Charlie Custer
Updated on October 23, 2019, 10:00 AM

暗号通貨プロジェクトの「死亡診断書」を徹底分析:死因トップ3は?


ハロウィーンが近づいている今、過去の暗号通貨プロジェクトの「墓場」をのぞいてみるのも一興だろう。暗号通貨はまだ若い業界なのに、過去のプロジェクトは死屍累々。CoinopsyDeadCoinsといったクラウドソースのサイトでは、すでに「お亡くなりになった」コインの死亡診断書を読むことができる。

 

試しにCoinopsyのデータベースを「掘って」みよう。失敗したプロジェクトには、いくつかの類型があることがわかる。


Coinospyには、過去8年間に渡る700以上ものコインの墓標がある。まさに暗号通貨の巨大墓地だ。類似のサイトの中では最も利用しやすい。ただし、クラウドソースの有志による運営なので、時に間違いもありうることに注意は必要だ。


また、このサイトはデータをダウンロードすることができず、チャートの表示もできないため、分析に必要なデータは手動で再入力する必要がある。


暗号通貨プロジェクトの死因

 

Coinopsyのデータベースには、いくつかの死因が列挙されている。最も多かったのが「死体遺棄」。これは、投資家が死にかけたトークンの取引をやめてしまったことを意味する。トークンの取引数量がゼロまたは限りなくゼロ近くになったものだ。63.1%のプロジェクトがこの運命をたどった。


次に多かったのは「詐欺」。Coinopsy登録のプロジェクトの29.9%はこのカテゴリに入れられている。これらの詐欺事件のほとんどは2017年に発生したものだ。おそらくは暴騰中の強気市場にかこつけたものだろう。データによると、2017年の詐欺件数は前年比で、実に5倍以上に増加している。


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また、以下のような興味深い事実もある。データベースにはプロジェクトのファウンダーの名前も記録されているのだが、「クランク(Crunck)」と「ダニエル・メンドーサ(Daniel Mendoza)」という名の2人のファウンダーは、なんと、3つの詐欺プロジェクトに関与している(ただし、これもクラウドソースの情報なので、正確ではないのかもしれないが…)。

 

その他の死因としては、「ICO失敗」(3.6%)や、『アナルコイン』『バグコイン』『ビーバーコイン』といった、誰の目にも明らかな「ジョーク」(3.2%)がある。

  

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死亡済みプロジェクトの総数

 

これまで、いったいどれだけの数の暗号通貨プロジェクトが「死亡」したのだろう? 正確に集計することは難しいが、その答えは、「死亡」をどのように定義するかにかかっている。現在、Cointopsyは705件、DeadCoinsは1,779件、CoinMarketCapは1,000件以上のプロジェクトを「死亡」認定している。その条件は「1日当たりの取引量が1,000ドル未満」である。なるほど、これは「完璧に死んだ」とはいえなくても、「ほとんど死亡」といってさしつかえないだろう。


もちろんこれら3つのデータベースには重複がある。逆に、どのデータベースにも記載されていない死亡済みプロジェクトもかなりの数にのぼるはずだ。上記3サイトは、いずれも英語圏の読者を対象としているため、英語以外の言語でマーケティングされたプロジェクトはサンプルから漏れている可能性が高い。

 

死亡済みプロジェクトの平均寿命

 

Cointopsyのデータで最も価値があるのは、ほぼすべてのプロジェクトに「生年」と「没年」の記録があることだ。これさえあれば、各プロジェクトの存続期間を把握することができる。


「死体遺棄」されるまでは生きていたプロジェクト、つまりいったんは軌道に乗りかけたものの結局は投資家の関心を失ったプロジェクトは、平均寿命 1.7年で最も長い傾向があった。「ICO失敗」は平均寿命 1.6年で、ほぼ同じ。「ジョーク」の寿命は、平均して1.4年しか持続しなかったようだ。


そして「詐欺」プロジェクト。平均寿命は最も短く、せいぜい1年程度にすぎなかった。


(英語版:https://www.longhash.com/news/what-kills-crypto-projects-analyzing-deadcoins


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