By Charlie Custer
Updated on June 12, 2019, 16:19 PM

仮想通貨トレンド分析:「ビットコイン」と「イーサリアム」に関心が高い国は?

  


世界中の取引状況や世間の関心において、仮想通貨の中でビットコインが最も注目されている通貨であることについては疑いようがない。だが、イーサリアムについて最も検索している国はどこなのだろうか。


これを知るために今回Googleトレンドの地理データを検索し、「Bitcoin」と「Ethereum」の検索状況に着目した。各地域の市場におけるユーザーの仮想通貨検索の傾向をよりよく理解するため、この2つの結果を組み合わせ、比較した。


Googleは実際の検索数を公開していないため、Googleのチャートには数字は含まれていない。代わりに、グラフは各検索単語に対する1検索量を示している。つまり、各国においてBitcoinとEthereum対する検索の割合がそれぞれどれだけ高いかが評価されているということだ。


下記の棒グラフで、一番数値が高い青い棒(「Bitcoin」)はナイジェリアで、一番高いピンクの棒(「Ethereum」)はコソボであることがわかる。 2019年6月10日のGoogleトレンドのデータによると、ナイジェリアでは「Bitcoin」の検索数が他の国よりも多くなっている。以前 LongHashでは、ナイジェリアがブロックチェーン技術の強力なユースケースである理由を調査した。 この国の通貨は、インフレと価格変動に悩まされており、市民の一部は日常的な決済のためにBitcoinのような他の通貨を求めている

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また、コソボのEthereumの検索数は他の地域よりも多いことも分かった。この検索トレンドは、この地域の仮想通貨との関わりに関連があるようだ。昨年のロイターの報道によると、この地域はマイニングの場所として非常に人気がある。


ただし、このデータは英語の検索に基づいていることについては留意しておきたい。また、データはグーグルから取得したものであるため、Googleが最も利用されている検索エンジンではない国や、英語が主な言語ではない国では不利な結果が出ている可能性がある。日本のデータを見てみると、ビットコインもイーサリアムも検索数が非常に低いが、日本語でGoogleトレンドから検索するとイーサリアムよりもビットコインの検索数の方が圧倒的に多い結果が出ている。


とはいえ、これらの調査結果は興味深い傾向を示している。たとえば、中国はEthereumの検索ボリュームが最も高い国のひとつであるが、Bitcoin検索量についてはグラフ上に表示もされていない。


ガーナはその逆で、Bitcoinの検索ボリュームは他と比べて最も高いが、そのグーグルの検索状況はガーナ人がイーサリアムにはそれほど興味を持っていないことを示唆している。


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上のチャートは、「Bitcoin」と「Ethereum」についての各国の検索量の違いを示したものだ。

ここで分かるミクロなトレンドの1つは、アフリカ諸国(ガーナ、ナイジェリア、南アフリカ、ケニア)では、Ethereumの検索と比較して、ビットコイン検索が比較的多いことだ。


一方、中国や韓国などの東アジアの仮想通貨人気国での検索は、Ethereumに偏る傾向がみられる。


Googleがブロックされている中国がイーサリアムでランキング上位にいるのも注目に値する。ファイアウォールを飛び越えるためにはVPNや他のツールを使用しなければならず、中国でGoogle検索をする人は比較的自分から進んでそうしている人に限られる。


それでも今回のトレンドからは政府が仮想通貨取引を取り締まっている中国でも仮想通貨に対する関心は決して離れていないことが再確認できる。



(英語版:https://www.longhash.com/news/369


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