By LongHash
Updated on January 16, 2019, 11:19 AM

イーサリアムのハードフォークが間近に。投資家はどう対応すべき?



イーサリアムでは継続的な進化のためのプロジェクトとして、ときおり「フォーク」と呼ばれる大型アップグレードが行われる。フォークを行うことにより、新たな技術を実装したり、ブロックチェーンのルールを変えることができる。

 

次回の計画的フォークは「コンスタンティノープル」と名付けられ、イーサリアムのブロック報酬に関するルール変更が行われるとともに、新世代のイーサリアムが実装される。コンスタンティノープルはブロック高が708万に達したタイミングで、1月中旬にも実施される予定だ。

 

このフォークは強気のサインだと言う人もいるが、フォークそのものはリスクをはらんだイベントだ。では、ハードフォークの前後の時期にどのように投資を行うべきか考えるために、これまでに5回行われたイーサリアムのハードフォークに市場がどう反応したかを見てみよう。

 

もちろん、すべてのフォークが同じ条件で実施されるわけではない。過去5回のうち2回(『ホームステッド』と『ビザンティアム』)は前もって計画されていたもので、イーサリアムの考案者であるビタリック・ブテリンが書いた「イーサリアム・ホワイトペーパー」でも言及されている。だが残る3回はネットワーク上で発生した予想外の事態に対応するためのものだった。

 

《イーサリアムのフォーク一覧》

名称

日時

理由

事前計画の有無

ホームステッド

2016/03/14  

イーサリアム・ネットワークのアップグレード

あり

DAO

2016/07/20

DAOのコントラクトがハッキングされた

なし

EIP150ガスコスト

2016/10/18

ネットワークに対するDoS攻撃の頻発

なし

スプリアス・ドラゴン

2016/11/22

ネットワークの渋滞

なし

ビザンティン

2017/10/16

イーサリアム・ネットワークのアップグレード

あり

データ:Gate.io Research Institute

 

これら5回のフォークそれぞれについて、私たちはフォーク前10日間とフォーク後20日間の計30日間についてデータを集めた。そしてフォーク前と後の価格の変化を図にした。

 

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毎日の価格データに加え、1日の価格変動についても計算した。

 

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■過去から何を学べるか

 

このグラフによれば、事前に計画されていなかった3回のフォーク(DAO、EIP150、スプリアス・ドラゴン)では、価格変動が最も激しかったのは主にフォーク当日だった。また、フォーク後の価格変動はフォーク前に比べるとやや大きかった。

 

事前に計画されていた2回のフォーク(ホームステッドとビザンティアム)では、最も変動が激しかったのはフォーク前で、フォーク後に変動はぐっと小さくなった。

 

近く行われるコンスタンティノープルも、システムのアップグレードのために以前から計画されていたものだ。だからフォーク前後の価格変動はホームステッドやビザンティウムの時に似たものになると考えてもいいかも知れない。

 

得られる教訓はこれだけではない。フォークが事前に計画されていたかどうかとは関係なく、フォーク後10日間はその次の10日間と比べて変動が大きいことが分かったのだ。

 

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だがしかし、その原因は主にフォーク当日の価格が全体的に高かったことにあると思われる。その後、10日以内に調整局面があり、その後の10日間で安定するのだ。

 

確かに、過去の相場の動きで未来の結果を占えるとは限らないかも知れない。だがもし、あなたが過去のフォークの時のこうしたパターンを偶然の一致だと思わないなら、フォーク前後10日間はイーサを買うのは控えた方がいいかも知れない。

 


(英語版:https://www.longhash.com/news/189

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