By Justin Cai
Updated on September 04, 2019, 10:30 AM

アメリカ勢がビットコイン強気相場をリード アジア勢は出遅れ


今年のビットコイン(BTC)市場におけるセンチメントは、地域によって明暗がくっきりと分かれた。アメリカのトレーダーは、アジアのトレーダーよりずっと強気だ。そのことを示すデータを見てみよう。


1.png


上のグラフは、3つの時間帯(中国標準時、アメリカ東部標準時、アメリカ西部標準時)における「日中の価格上昇率」の10日移動平均線をプロットしたものだ。4月には、中国時間中にビットコイン価格が急騰した時期があったが、それ以降は一貫して「アジア時間の取引」は、この強気相場において「アメリカ時間の取引」に大きく遅れをとってきた。


特に、ビットコイン価格が目先最高値の13,000ドルでピークをつけた6月下旬以降、アジア時間にはほとんど毎日価格の下落が起きた。その下げ分を取り戻すかのように、アメリカ時間の取引では大きな反発が起きている。


実際、「日々の価格変動率」を異なる時間帯で比較すると、ビットコイン価格はアジア時間には上昇していない。ほとんどの上昇はアメリカ時間中に起きている。


2.png


実は、アメリカ人の買いがビットコイン価格の上昇を後押ししているという証拠もある。下のグラフは、コインベース(Coinbase)とOKCoinの間のビットコインの「価格プレミアム」をプロットしたものだ。つまり、ビットコインをコインベースで買うと、OKCoinで買うよりいくら高くなるか?


3.png


このグラフから2つのことが読み取れる。第一に「価格プレミアム」は、4月下旬と5月下旬のごくに短い2つの期間を除いて、ほとんどプラスのままである。ビットコインの価格は、ずっとコインベースの方が高い。第二に、今年の2大強気相場は、5月上旬と6月下旬の2回だが、いずれもコインベースにおける「価格プレミアム」の大幅な上昇と一致した。これは、本年のビットコイン強気相場が、アメリカの買い手によってもたらされたことを示している。


以上から学べる教訓がある。それは、ビットコインは「グローバルな」資産であるにもかかわらず、その価格決定メカニズムは、思ったよりはるかに「地域的」であるということだ。『ウサギとカメ』の寓話ではないが、アジアのトレーダーたちはビットコイン価格ののんびりとした回復を予想していたので、せっかちなアメリカのトレーダーたちが目の前でさかんに「仕入」を行っているのをただ傍観していた、ということだ。



(英語版:https://www.longhash.com/news/american-traders-lead-on-bitcoin-rally-while-asian-traders-not-so-bullish


MORE NEWS